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nao vol,181 ハウス カレーパッケージデザイン

日本人にはお馴染みの味、バーモントカレー。
中国でも発売されています。

小さい頃、お母さんが作ってくれたカレーがとても嬉しかった記憶があります。

昔から知っている商品を中国の店頭でも見かけると、
心の中で「加油〜(がんばれ〜)」と陰ながらのエールを送りたくなります。

そんなハウスさんのカレーパッケージをリニューアルするお話をいただきました。
昔から大好きな商品に関われることはとても光栄なこと。

今回リニューアルしたのは、
日本でいうところのジャワカレーに当たるライン。

中国では「咖王(ガオウ)カレー」と言う名前で販売されています。

今のパッケージに対して、
色が地味で店頭で目立たないこと、
スパイスの印象が強くて辛そうに見え、
小さな子どものいる家庭に受け入れてもらいづらいこと
この二点をメインに改善したいとご相談を受けました。

ガオウカレーもバーモントカレーも中国向けに味を改良しているとのことで、
早速作って食べ比べてみることにしました。

朝早起きしてカレーを三回作りました♡

カレー三鍋という給食級の量ができてしまい、
会社のみんなにもせっかくなので食べてもらいました。

食べ比べてみると、ガオウカレーとバーモンドカレーの味の違いは、
とても大きなもので驚きました!

中国で売れているのはバーモントカレーの方とのことでしたが、
日本人がよく知っている「家庭のカレー」の味はガオウカレーの方が近いように思いました。

ガオウカレーの方が後味にスパイシーな感じが残るので、
バーモンドカレーよりは確かに大人向けな味です。

個人的にはガオウカレーの方が好きです。

リニューアルにあたり、
どのくらい変えるかが一つのステップでした。

今のデザインはバーモントカレーとシリーズ感のあるデザイン。
基本的な構成はバーモントカレーと同じです。

しかし、食べてみると味も全然違い、
ガオウカレーは全く違う別ラインとして
リブランディングするするのがいいのではないかと思いました。

バーモントカレーとはターゲットを分けて、
大人なカレーとしてブランディングしていくのがいいかな〜、
と、フルチェンジバージョンのパッケージや、
バーモントカレーとのシリーズ感を保って、
その中でガオウカレーの個性を出すちょっとだけリニューアルバージョンなど、
色々検討した結果、、、、

やはりバーモントカレーとのシリーズ感を保った
ちょっとだけリニューアルバージョンに着地しました!

左がリニューアル前で、右が新しいパッケージです。

先日、日月光というデパートに入っているスーパー「City Shop」で
このパッケージと対面!

中国、韓国のカレールーと並んで売られてました。

ちなみに以前にデザインした丸マタ醤油さんも、
調味料のコーナーに並んでいました!

店頭で見かけると嬉しいですね〜。
デザインの段階ではデータだったものが、
しっかりとした商品となって流通しているを見るとやはりやりがいを感じます。

パッケージは、試作期間や許可申請などでなんやかんやで製作期間が長くかかります。

店頭に並ぶ頃には製作開始から一年後だったりしますが、
突然店頭で再会すると「加油〜(がんばれ〜)」と
やっぱり陰ながらのエールを送りたくなります。

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DARUMAN GRAPHIC & SPACE DESIGN SHANGHAI
www.daruman.red

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