シャンプーのサンプルパッケージを一新することになり、
シリーズの中でも売れ行きが良い、
悪人専用シャンプーから製作を始めることになりました。
ちなみに、今の植物シリーズのサンプルパッケージはこちら。
シンプルですが、もう4年近くこのデザインなため、
そろそろ変えてみようということになりました。
いろんな形を社内で検討。
今のように小分けパッケージを商品のテーマカラーごとに展開。
二つ折りのケースにセットごとに入れるタイプ↓
商品ごとにシート状のサンプルパッケージを作るタイプ↓
専用のボードに全シリーズかけて店頭に展示してもいいかなと思いました。
サンプル全シリーズとリーフレットを専用の封筒に入れて体験セットにすることもできます↓
最終的にシャンプーとコンディショナーが一枚になったサンプルパッケージを作ることにしました。
花を撮影して作ったコラージュのKVをベースに、各シリーズ展開していくことになりました↓
このデザインをベースに工場と相談する中で、
最終的にはサイズを調整してデザインを詰めていきました。
デザインが決まったところで、
印刷の立会いに生産管理の担当者と一緒に行ってきました。
中国ではデータ納品で終わることが多く、
生産はお客さんの手配で進むため、印刷立会いに行く機会は珍しいです。
ということで、久しぶりの印刷立会いでわくわく。
工場は上海中心地から車で一時間ちょっとのところにあります。
フィルムパック専門の印刷工場のようで、様々な会社のマスクやサンプルパックが展示されていました。
私たちのサンプルも上がってきました。
色味が全体的に暗く、もう少しディティールが出てくるように調整が必要です。
調整するには版を作り直さなくてはいけないとのことで、
今日はこれ以上確認できないことになりました。
そんなこんなで本日の立会いはあっけなく終了してしまいました。。。
現場での微調整をする前の段階だったので、
わざわざ行く必要あったのかなぁ。。。
と思いつつも、
工場の人と直接コミュニケーションを取ったっり、
どんな環境で生産されているかを知ることは大切ですね!
今回は、仕上がりの確認のために会議室に直接通されていたので、
工場の様子が見えませんでした。
せっかくだから工場を見学させてほしいとお願いしたところ、
快く案内していただきました。
普通の紙の印刷機は4色〜5色機が多いですが、
こちらはなんと!
11色機!
ラインが長いですね!
様々種類のフィルムがあります。
印刷の横にはフィルムを張り合わせるラインがあります。
工場を見学させていただき、
工場の方も含めて昼食へ向かいました。
この長ーーーいサンプルから好きなものを選んで調理してもらう仕組みです。
このおやきみたいなものが美味しかったです。
立会いがあっけなく終わってしまったので、
なんだかご飯を食べに来たみたいになってしまいました。。。
後日、再印刷されたサンプルが届きました。
だいぶ色味は良くなっています。
印刷の色味自体はOKなところまで辿りつくきました。。
しかし、貼り合わせた状態のサンプルを確認して最終OKする前に、
工場が量産してしまうという事態が!
しかもその段階になって間違いがあることが発覚し、
(シャンプーとコンディショナーの表記と中身が逆になっていたことが発覚。。。)
シール貼りして対処するという事態になってしまいました。
私もチェックが足りなかったと反省です。
そんなこんなで、仕上がるまでに半年もかかってしまったのでした。
ついにできたサンプルはこちら!
出来上がったものを見れば、なんでも簡単に見えますが、
実際作るとなると、時間と労力とお金がかかるという、当たり前のことを再確認します。
ようやくできたサンプルです。
店頭にも登場し始めています。
見かけたらぜひお試しくださいませ♬
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