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Nao vol.166 中国の若手写真家向け写真賞 受賞展覧会

「二〇一六新锐摄影奖入围展」に行ってきました。

中国国内の新人写真家向けのコンテストがあり、
その受賞者の合同展示会です。

会場は、M50。
古い建物をリノベーションしてギャラリーが多く集まるエリアです。

グラフティが続く壁沿いを歩いた先にあります。

ちょっと中心から遠いので、なかなか足が向かないのですが、
半年ぶりぐらいに行ったら、随分ギャラリーが入れ替わっていてびっくり。

新しい写真のギャラリー&カフェもできてました。

そしてエプソンのギャラリーがなくなってたり、本屋がなくなってたり。。。

今回の写真賞は2010年からあり、
今年で7回目とのこと。
今年は5348名の応募があったそうです。

特別審査員として、
アメリカの写真家 Alec Soth、
スペインの写真家 Cristina de Middel
アムステルダムの写真美術館”FOAM”の副館長 Marcel Feil,
そして日本のギャラリー G/P Galleryの後藤繁雄さんが参加されていました。

開幕の日合わせて後藤さんと
Alec Sothのスライドショーが行われていました。

100名近い人が集っていたのではないでしょうか。
会場には人が入りきらず、入り口にはみ出していました。

後藤さんは若手の日本の写真家を紹介。

Alec Sothは今までの作品を紹介。

しかし、プロジェクターの比率が合わないトラブルが起きて、
一時中断。。。

さて、どうしようか、と考えた彼がしたことは、なんと、

ヨガのレッスン。

最近、インドでヨガのレッスンを受けてきたとのこと。
しかも普通のヨガではなく“笑うヨガ”というものらしく、
手を広げて「ワッハッハッッハーーーーー」とやるのだそうです。

トラブルが起きても物怖じしない加減はさすが、
世界のカメラマン。。。
(スライドショーより、ヨガの方が印象に残ってしまった。。。)

Alec Sothの本は素敵な本が多く、私も好きな写真家だったので、
どんな講演か楽しみに思っていたら、キュートな一面を見てしまいました。

展示会場の様子です↓

陈海舒
1986年福建省福州市生まれの写真家で現在はドイツで製作しているとのこと。

程新皓
1985年雲南生まれ。北京大学で化学や分子の勉強をした後、
地元雲南で製作をしているそうです。

高山
1988年河南安阳生まれ。
三年間母親を撮影した作品です。

古力予
1998年生まれの写真家です。

郭国柱
1982年生まれの写真家です。

孙俊彬
1986年広東潮州生まれ。
新聞記者をされているそうです。

杨圆圆
1989年北京生まれ。ロンドンで写真の勉強をした後、現在は北京をベースに活動中。
昨年、北京の写真ギャラリー”三影堂”で開催された写真集のワークショップがあり、
私もお手伝いに行った時に知り合いました。
その時受講されていた生徒さんです。

中国は広いけど、写真の世界は狭いようで、
北京で知り合った後、アモイで会ったり、上海で会ったり、
ちょこちょこと顔をあわせる機会のある彼女。

展示会場でライブで作品製作をしていました。

中国では写真を勉強できる場所が少ないので、
独学の作家が多く、そこが中国の写真の面白さだと思います。

誰でも表現者へと変わる時代だなと改めて思いました。

取材のカメラももうi phoneですしね。
携帯があれば誰でもすぐに発信者になれる。

おそらく中継をしているのでしょう。

この展覧会は1月22日まで開催中です。

このM50のエリアにはたくさんのギャラリーがあります。
以前からある写真専門のギャラリー”OFOTO Gallery

こちらは他のギャラリーで見つけた作品です。

シルエットだけで、「あの人」とわかるのは、
さすが、中国のアイコン。。。

二〇一六新锐摄影奖入围展
2017年1月8日-1月22日
(10:00-18:00 月曜閉館)
場所:上海·M50·新时线媒体艺术中心
上海市莫干山路50号
出展:陈海舒/程新皓/高山/古力予/郭国柱/孙俊彬/杨圆圆

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