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koba vol,13 THE STONE ROSES

仕事を始めてもうすぐ2ヶ月が経ちます。
それからというもの、街で見かけるロゴや
ポスターなどのデザインには、どれも作った人の思いが
込められているのだなと強く感じるようになりました。

それからなのですが、デザイナー初心者の私が今まで生きてきた中で
身近にあったデザインって何なのだろうかと考えるようになりました。
結果、私の中から出た答えは、レコードやCDのジャケットでした。

ご存知の方もいるかもしれませんが、実は私は音楽がものすごく好きです。
20代の頃は外資系の輸入CDショップで働いていまして、
給料の大半を中古レコードに費やすという事もしていました。
一時期は部屋に5,000枚くらいはあったと思います。
上海に来る前にいくらか処分をしましたが、
まだ2,000枚くらいは残っていたと思います。

デザイナー歴は初心者なので、専門的な選び方ではありませんが、
時間を見つけて、こちらで今まで見てきたジャケットで
素敵だな、センスがいいな、格好いいなと思ったものを
ご紹介していければと思います。

今回、選んだのはイギリスのバンドTHE STONE ROSESです。
このペンキを無造作に垂らしたジャケットを最初に見たのは
高校生の時だったのですが、ただ単純に格好いいなと思いました。
同時に自分でも出来るのじゃないかとも思いました。
みなさんはどう思いますか?

QQ截图20160505195957 のコピー

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大学生になり、インターネットが発達してから色々と調べる事ができました。
今では嘘みたいなんですが、音楽の情報を入手するのも昔は大変でした。
調べてみると、アートワークはメンバーでギター担当のJohn Squireによるもの。
Jackson Pollockをコピーしたのは、Pollockを尊敬していて、オリジナル作品を
レコード・カヴァーに使う許可なんて絶対に下りないだろう、って思ったからだそうだ。
そこで、初めてこのジャケットには基になったJackson Pollockという芸術家が
いたことを知りました。

続けて、Pollockについて調べると20世紀のアメリカの画家で、
抽象表現主義(ニューヨーク派)の代表的な画家であり、彼の画法は
アクション・ペインティングとも呼ばれたという事を知る事ができました。
日本で「生誕100年 ジャクソン・ポロック展」に行き、
実物の作品を見た時の感動は今でも覚えています。

お会いする事がありましたら、みなさんの好きなジャケットもぜひ教えて下さい。


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