今住んでいるエリアが気に入っているのは、
かつてのフランス租界地エリアため、
高い建物がなく、静かで落ち着いていること。
そして、近くにに美術館がたくさんあること。
西岸のアートエリアにある龍美術館に行ってきました。
空気悪いけど。。。
龍美術館はアートコレクターの夫妻が設立した美術館です。
とてもとても広い美術館ですが、、、
個人が始めたものだとは、さすが中国は規模が違う。
さらに浦東にももう一つ彼らの美術館があるそうです。
お金持ちの規模が、日本と全く違いますね。
目当ては、
Master of Chinese Modernism Art Exhibition of ZHANGGUANGYU
张光宇というアーティストの展覧会です。
彼はアーティストというより、デザイナーやイラストレーターという呼び名の方が、
今ではしっくりくるかもしれません。
そもそも彼が活躍していた時代には、デザイナーもイラストレーターの言葉もなかったと思います。
彼の生きた時代をイメージしていたら、日本の著名なデザイナーの原弘さんを思い出しました。
原弘さんは日本デザインセンターの創設や、
1964年の東京オリンピックのデザイン懇談会委員をされていた方です。
後で調べてみたら、张光宇さんは1900年生まれ、原弘さんは1903年生まれ。
ほぼ同時期に活躍されていたのでしょう。
二人とも、それぞれの国でグラフィックデザインの草分け的な存在だったのだと思います。
张光宇の展覧会では
挿絵や、漫画、切手のデザイン、そして家具のデザインなど多岐に渡った仕事がびっしりと展示されていました。
その物量は迫力がある。
仕事をしっかりとこつこつされてきた人なんだなぁ、とその作品量が物語っています。
とても表情が豊で、いきいきとした動きや音が画面から見えてくるようです。
現代の中国が発展したのは
近年に凝縮されたようなイメージがありますが、
デザインの世界にも、こつこつと積み上げてきた先人がしっかりいるのだと、
膨大な作品を前に実感しました。
ちなみに別の展示室では長谷川裕子さんキュレーションの展覧会がやっています。
龍美術館 西岸馆
开馆时间:周二至周日10:00-17:30,周一闭馆,每日17:00停止进场。
地址:上海市徐汇区龙腾大道3398号
电话:021-64227636
http://thelongmuseum.org/en/exhibition/overview/fe2dvs
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