今年は上海で迎える初のお正月でした。
お正月は両親に挨拶したいなぁと、毎年、無理矢理日本に帰ってました。
しかし、中国の暦に合わせた方が、
お客さんとのやり取りも、チーム内のやり取りも円滑=生活しやすい、
という事実に気付き、上海に居る事にしました。
昨年、年越しに飲み過ぎてフライトをすっとばすという事もあり、
ばたばた帰るより、おとなしく上海にいようと。。。
上海にいるとお正月が近づく高揚感も感じなかったのですが、
やはり、元旦には初詣に行きたい!
三十年以上行っていた習慣は守りたい、と思い龍華寺を思い出しました。
このお寺は、紀元242年に建てられたそうです。
日本最古のお寺とよく言われる法隆寺よりも350年以上も昔!
歴史の長さと深さに関しては、さすが中国先輩だなぁ。
三国時代の呉王孫権によって建立され、その後は何度も立て替えられているとのこと。
中国の新年は旧暦だし、人もそんなにいないだろうな、
と自転車でぷらっとでかけてみると、すごい人。。。
お堂に向けて参列する人たちの長い行列ができていてびっくり。
日本とは違い、ぱっぱとお参りしている人が多く、
列は長いけどあっと言う間に堂内に進めました。
みんなの健康を祈願。
結局のところ、健康が一番望むことなんだな、
と初詣に来ると再確認します。
お堂に入り、お参りして奥に進むとまた、お堂が!
これが本堂かしら?
と思うとその先にまたお堂。
結局、お堂が5堂ほどあり、予想以上に規模の大きいお寺でした。
中国のお線香は太くて、長いのです。
東西南北に向けて、
三回づつおじぎをしながら参拝するのが中国のやり方のようです。
オリジナルお菓子がものすごい勢いで売れしていたので、
私もつられて買ってみました。25元。
上海にいると、他の東南アジア諸国とは違い、
宗教色や信仰深さなど街の人からはほとんど感じず、
それが外国人しては上海でやりやすく、入りやすい点ではあるなと思っていたのですが、
お参りに来る人たちは少なからずいて驚きました。
宗教というより、慣習的な要素が強いのかもしれないですが。
初詣は、新しい年に向けて気持ちを整えるいい時間ですね。
毎年続けている事を、場所は変わっても、やり方が変わっても、
リズムを変えずに続けてみるというのは、
何かいいものだなぁと思いました。
初詣が、一年の中で自分の中で以外と重要なリズムだったことに
気がついたお正月でした。
みんなが健康でありますように!
龍華寺
龍華路2853号