PHOTO SHANGHAI 2015に行ってきました。
毎年秋に開催されている写真専門のアートフェアです。
今年は11日〜13日まで開催。
会場は静安寺にある上海展覧中心。
アートフェアは上海にも数多くありますが、
印象に残るのは少なくあまり期待してませんでしたが、
PHOTO SHANGHAIは期待以上でした。
まず、人の多さに驚き。
中国の人は携帯で自撮りが老若男女問わず本当に好きなので、
写真自体はとても身近。
でも、アートとして見る写真というのはあまり身近ではない印象に思っていたのですが、
会場の人の多さに驚きました。
アートフェアのお客さんは、
特に日本のフェアに行くと思うのですが、
とりわけ関係者っぽい人とか、いかにもな感じの方が多い印象がある中で、
PHOTO SHANGHAIは普通の家族連れや、
学生、若いカップル、おじちゃん、おばちゃんなど、
お客さんの層がバラバラだったのが印象的でした。
アートとしての写真や写真集があんまり身近じゃないと思っていただけに、
普通な感じの人たちがこんなに沢山来ていることに驚き。
入場料も100元(約2000円)とそこそこ取るですが、
散歩のついでに来るようなオープンな気軽さが会場にあって、私はいいなと思いました。
北京や上海、香港、台北、東京、パリ、ベルリン、ニューヨーク、オスロなどなど、
国内外から50弱のギャラリーが出展していました。
日本から出展のamanasaltのブース↓
この夏、森山大道さんの写真集製作ワークショップでお世話になった、
北京のギャラリー三影堂のみなさんともうれしい再会。
クールで頼れるlong wenさん。
三影堂のブースも人がたくさん。
北野謙さんの作品出展されていました。この写真からでは様子が見にくいですが…。
写真集や書籍のブースは少ないですが、
LEAP Pavilionのブースでは中国の出版社が合同で出展。
こつこつ作っている人は中国にもしっかりいるんだと実感。
蒋鹏奕という作家の作品が私は気になりました。
色に引き込まれる感覚。
ADOUという作家さんの作品も好きです。
書の様な作品。
昔、彼の個展でも作品を見た事があり、気になっている作家さん。
中国人作家の作品をこれだけまとめて見れる機会はなかなかないので、
有意義でした。
来たばかりの2年前に比べ、どんどん面白くなってるな。
中国は変化が早いとよく言うけれど、本当に早い。
いつまでも見学している場合じゃないな。
PHOTO SHANGHAI 2015
http://www.photoshanghai.org/