香港、上海、広東に拠点を置くKANETOP GROUPさんの
パンフレット、名刺、DM、クロス用ハンガー、封筒2種を、
怒濤の勢いで入稿。
納期まで時間がないため、
工場に仕上がりを確認しに、立ち会いに行きました。
上海駅をさらに北に超えた闸北区に印刷屋さんはあります。
この通りでいいのですか??
と、不安になるような暗い路地を入っていくと、
道の両側には印刷屋さんが並んでいました。
このエリア一帯がちょっとした印刷村。
普段生活するエリアから一時間ほど離れただけで、
街と人の雰囲気が変わる。
私たちがお願いした印刷屋さんは、奥の奥。。。
もっと奥。。。
元々REnexチームでPOPやシールの制作などで色々お世話になっていた印刷屋さんで、
値段が他に比べて断然に安いので、
名刺の印刷など簡単なところから少しづつ他の仕事もお願いしていました。
いい印刷屋さんは高い、安いところは雑、というのがだいたいなのですが、
この印刷屋さんは名刺印刷など優しい投球から、
加工のあるものなどに変化を付けていっても、
わりとストライクゾーンに打ち返してきてくれていました。
そして安くて、早い。
今回、カタログやハンガーなど、これまでにお願いしたことがないものを、
まとまった量&短い納期でお願いしたので、
どこまで打ち返して来れるか期待と不安があり、今回現場まで行きました。
印刷屋さんに着くと、今までお願いした印刷物がいたるところにちらばってました。
リネックスの電飾用シートやシール。
あ、私の名刺も山積み(左)。。。
王子製紙さんの紙を発見。
中国で生産してる紙の種類こそは少ないものの、
マットコート紙は私もよく使います。
HEIDELBERGの小さな4色機が色校正を絶賛印刷中。
今回のお客さまは服飾メーカーなので、
カタログは糸で平綴じをすることにしました。
糸綴じの現場。
横にはゆりかごが置いてあったりと、
後ろでは壁をドリルで穴を開けてたり、なかなか雑然とした現場。。。
もう八時くらいだったのですが、みなさんまだまだお仕事中。
ハンガーのサンプルもできあがりました。
中国ではとんでもないお金持ちの人に出会うこともある一方で、
こうやって現場でこつこつと仕事をしているたちも中国にはしっかりいる。
私たちの仕事を仕上げてくれるのは印刷の現場の人。
工場の脇にはおそらく住居のプレハブが並んでたり、
裕福な暮らしをしているようには見えないですが、
こういう現場でこつこつと仕事をしている人たちの生活が豊かになるよう、
がんばりたいという気持ちになりました。
いつもありがとう〜!