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SHIGA VOL,07 上海ディズニーランドの実態(①総体編)

ついに何かと話題の上海ディズニーランドに行ってまいりました。

2014年にできる予定と噂され、何やかんや2016年6月にオープンして半年経ちました。

日本の報道ではオープン当初の上海ディズニーランドのネガティブキャンペーンがすごかったですね〜。

オープン後もガラガラで大丈夫か!?みたいな記事もよく見ました。

日本のスポンサーがらみで、東京ディズニーリゾートやUSJに配慮してかなぁ〜なんて妄想したり。

爆買いの中国人に日本で金を落としてもらいたいのと、中国の悲惨ネタはみんな喜びますから自ずとその方向に偏ったのだと思います。

前情報で若干マイナスイメージスタートで行きましたが、

公平な目でリポートしまーす!

上海在住3年半の僕でも中国の良し悪しや、あるあるネタはある程度わかっているつもりです。

その辺も加味してご覧くださ〜い。

 

今回は地下鉄11号線で行きました。

電車の中にはパチモンのディズニーグッツを格安で売る行商のおばちゃんたちが

車内を回遊していましたwこの辺は中国ですねw

終着駅の迪士尼站(デズニーリゾート駅)で降ります

ギンギラギンに青ロゴのファミマが駅にありました。 レジは大行列でした。


外に出るとこんな感じ。

駅の周りにはミッキーの噴水があったりします。

少し行くと空港の探知機のようなゲートをくぐり、荷物検査を簡単にされます。

周りのお客さんを見渡すと、

みんなコンビニの袋を持ったり、飲み物やお菓子、食事を持参していました。

そして普通に通れていました。

持ち込みありっぽいです。

キャストの顔に絵顔はなし。

報道では荷物検査などで入園までに激混みでカオスと言われていましたが、
朝一ではなく10時過ぎに行ったためか5分と待たずにスムーズでした。

 

門をくぐるとチケットのゲートがあります。

ここで事前にネットで予約していたのでスマホ画面とパスポート(身分証明証として)を見せて、チケットをもらいゲート通過!

  

パンフレットは中文版と英文版がありました。

いよいよ夢の国へ!


花Mickey

ちゃんとディズニーランドの街並みができていました!


遠くに大きなシンデレラ城が見えてきました。


Walt Disney & Mickey Mouseの像

SHIGA オンザ シンデレラ城


クリスマス限定の20mクリスマスツリー


↑なんかフリーメイソンぽくて気になった開かずのドア


夢の国のルールで、トイレの手洗い台には自分の顔を見て現実に戻らないように
鏡がない。


使いたい人のためにずらした場所に鏡が。


タイルのズレや、接着剤、コンクリートのはみだしが全くない!?

中国ではこれは奇跡レベル。

このカードは園内のカメラマンが撮ってくれる写真を
確認できて、欲しい写真を後で購入できるシステム。
これは便利。
ちょっと高いけど(一枚59元、全部まとめると369元)

公式アプリでチケット購入から、園内のアトラクションマップを見たりと便利。
アトラクションのリアルタイムな待ち時間が表示されるのがとても便利!

便利なシステムや、建物などのハード面のクオリティは申し分ありません!

ただ、

 

アトラクションや食事等のレポートは次回あらめて書かせていただきますが、

入って早々の率直な感想は、
なんか夢の国、非現実感が薄い。。。
なぜだろう。
歳をとったからか??
東京ディズニーランド同様、建物のクオリティは高い。
むしろ新しいからもっとすごいはず。

なのになぜか非現実感が感じられない。

一日園内を回っているうちに気付きました。

一番はキャストのホスタピリティの無さにありました。

まず荷物チェックの際の写真でもわかるように、基本笑顔はありません。

中国の一般のレストランなどと同じようなサービスレベルで、
キャスト同士でおしゃべり、サービス時や質問時に笑顔なし、
レストランのフード受け取りの際は、中国のコンビニ店員さんのように、
トレイに箸や皿などを投げるように置く、休憩に私物の上着を着て、マイ水筒を持って園内の人目がつくところを歩く、などなど。

報道に見られるようにスマホをいじっている人こそ見なかったものの、

サービスのレベルは正直低かったです。

もちろん笑顔が素敵で一生懸命にやっている方もいました。

特に演者の方はとっても素敵な笑顔でした!

でも大半の方は業務をしているだけでしかありませんでした。

日本のキャストはディズニーランドが好きでそこで働くことの
喜びや誇りを持って、楽しませようとする精神があります。

東京ディズニーリゾートは、日本のホスピタリティの異常なレベルで、
あれだけの非現実的な夢の国に仕上げられたのだと思います。

中国で日本の様なサービスの質を求めることすらおかしいのかもしれませんが、
どうしても比べるとそうなってしまいます。

中国でサービスの質が一番いいのはディズニーランドでもなく、ホテルでもなく、
日本人経営の日本料理屋だと個人的には思います。

ハードは立派で、乗り物なども新しく最新技術が組み込まれていても、

やはり「人」がいかに大事な夢の国を構成する魔法の鍵なのだと感じました。

人以外にも、持ち込みが許されていることで、ファミリーマートの袋を持ち歩いて
園内でお菓子や飲み物だけではなく、ご飯を食べている人がたくさんいました。

園内のには芝生がいくつもあり、ベンチや椅子も併設されていて
自由に休憩や食事ができる様にもなっていました。

東京ディズニーランドは、1983年の開園当時からお弁当持ち込み禁止でしたが、
日本人にはその文化がなかったので、クレームや苦情が絶えなかったそうです。
しかしそれでもお弁当の持ち込みを禁止を続けたのは、
「夢の国のイメージが壊れる」という思想によるものだったそうです。

そうやって苦難を乗り越えコンセプトを守ってきたから今日の様な
子供も大人も非現実を味わえる夢の国になったのだと思います。

そのほかにも各エリアに喫煙所がありました。

そういったシステムも夢の国を構成する大きな材料なのだと思いました。

上海ディズニーランドは十分に楽しめるコンテンツはたくさんありますが、
日本のデズニーランドに馴れ、それを基準に考えてしまうと見劣るのは
仕方のない事実かもしれません。

特に僕がディズニーランドに行きたいと思える動機の一番は乗り物の楽しさではなく
建物や街並み、匂いや音、キャストによる非現実空間を体験するということなので

よりサービスに対する要求が強いのかと思います。

人によって感じ方は違うかと思いますが、

日本のテレビで報道されていた様なことが僕が実際に見た事実と
どうだったかを簡単に検証したいと思います。


報道:子供にトイレ以外の場所でおしっこやう◯ちをさせる
実態:僕がいった日には一度も見かけませんでした。
報道はごく稀にいるケースを狙い撮りしてあたかもみんなそうであるかの様に見せていましたがそんなことはありません。ただ普通の街中にではよく見られる光景ですw


報道:園内の花壇の花を盗む
事実:皆無


報道:園内はゴミだらけ

事実:ほとんどありません
パレード後やベンチの下はゴミが落ちがちですが、
すぐにキャストの方が拾って清潔にされていました。


報道:落書きだらけ

事実:皆無
報道:裸の来場者
事実:皆無
冬なのでいるわけもなくw夏ならいるでしょうねw


報道:並ばない、横入り
事実:ほぼなし
ちゃんと列を作る様な仕組み作りもされていてみなさんしっかり並んでいました。
一人だけ割り込んでる人は見ました。


報道:来場者同士の喧嘩
事実:皆無
基本声が大きく、荒げて喋ったりするので喧嘩に見えるかもですねw


報道:どこでもタバコを吸う
事実:皆無
喫煙所もたくさんあり、みなさんちゃんと喫煙所で吸っていました。


報道:食べ物の味、盛り付けなどクオリティが低い、値段が高い
事実:許容範囲
中国式な味付けもありますが、世界標準の味付けもありますし、
盛り付けも報道ほどではない。料理は好みもありますが、
メインターゲットの中国人向けになっているのは当然です。
値段が割高なのはどこのディズニーランドも一緒です。


報道:客が少なく園内はガラガラ
事実:程よく混んでいました
12月24日(土)クリスマスイヴということがありましたが、
東京のディズニーランドの土日くらいの混み方かなと思いました。
イヴなら東京だったらもっと混んでるとは思います。
こうやって検証してみると、報道していた様なマナーが悪い人はごくごくわずかで、あたかもみんなそうだと思わせるのがメディアだなと思いました。

ただ街中に出れば報道の様な光景に出くわす可能性はグンと上がりますがw
料金体系的にも土日や祝日になると499元(約8,500円)と

中国の人からしたら決して安くはなく、誰でも来れるわけではないので
ある程度教育レベルや教養のある人が来ていると思われます。

今回は総体的なことを書かせていただきましたが僕がたまたま見て感じたことなので
個人差はあると思いますいが、楽しむには十分です!
長くなってしまったので、アトラクションの内容などについては次回のブログに
書かせていただきます!

トロンめちゃくちゃ楽しかったぁ〜


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